普遍的な宝物25/50

おりました。私は、この体験がありまして、帰り道にこの二人の事を思い出さずにはおれません。この切なさと死の怖さがありまして大学院で人文科学と人間行動学と哲学を学びたいと考えました。それと普遍的なものに挑戦する意味におきましてもこのように小説を執筆し始めました。
その時は、何も思わなかったのですが、
私は、大学生の時に、銀座三丁目の喫茶店でアルバイトをしました。もとは、大学の先輩の紹介です。そこのお店は、私より三回り年上の斉田さんというママさんが経営しているお店でした。もともと銀座の出身でビルのオーナーで一階で喫茶店を開業しておりました
。当時は、私の母親よりも年上です。当然、恋愛感情など持つはずはありません。ところが、あれから四十五年を経過した今、自分は
その時のママさんよりも年上になっております。今、私が年上でそのママさんが当時と同じ年齢でありましたらどのような展開になり