普遍的な宝物1/50

最初に出会ったのは、十七歳の春。昭和五十年四月十六日でした。高校の廊下ですれ違いました。吉川純江さんとの最初の出会いでことです。
眼が切れ長で面長の顔つきでした。日本人ですが台湾・中国・華僑の方のような雰囲気があります。チャイナ服が似合いそうなそれでいて着物が似合いそうな感じです。そうです
。歌手でタレントのジュディオングと似た感じで目が違うという感じです。その時私は、高校二年生です。私の名前は、久本明良といいます。私は、純江に一目惚れしました。一目惚れとは,その容姿と雰囲気に感動魅了されます。何もその人のことを知らなくてもひきこまれるということでしょう。不思議といえば不思議なのです。性格も趣味も家庭環境も何もわからないのです。勿論、私との相性もわかりません。よって、人はそこからお付き合いをしてみるのでしょう。ただし、そこ