普遍的な宝物31/50

に、お風呂に行けない日がありました。そんな時に、ママさんから僕ちゃんとお風呂にはいっているの?と聞かれたことがありました
。匂いがあったのだと思います。ママさんは、私の事を僕ちゃんと呼びます。私が自分のことを僕と言っていたことと、いかにも地方から出てきた一年生という感じの素朴な学生でした。実は、花園神社周辺でママさんとのさわやかなキスシーンを作ろうと考えておりました。隣りにママさんがおられるのです。今ここに。確かに、横におられるのです。私と同じ干支で三回り年長のママさんは、百歳です。お元気でおられる事をお祈りしておりましたが、私は、他界されておられますことを感じました。魂というものが存在してそれを私が感じているのです。ママさんとの約四十年ぶりの再会ができました。大学生以降ママさんと会っておりませんでした。その後の私の人生について聞いていただきました
。まるで四十数年の事を一瞬の如く説明でき